☆ 転ばぬ先の杖

『パソコンのデータをバックアップしてますか?』

あたりまえのことだが、パソコンが故障すると長年蓄積してきた大事な写真や文書、業務データなどが使えなくなる。
特に中小企業でサーバーを導入しているが、故障対策(バックアップ)がされていないケースを多く見かける。個人の場合はバックアップという認識がまったくないことも多い。

特に注意する必要があるのは、ハードディスク(HDD)。
パソコンで作成した文書、絵、写真、音楽などは、主にHDDという記憶装置に保存されている。
これは、レコード盤のような装置で常に回転して情報を読み書きしている。機械的に高速で駆動する装置なので、経年劣化があり、消耗品と考えるべきである。3~5年も経つと故障する可能性が高くなってくる。
HDDが故障した場合、保存したデータを復元するのに高額な費用がかかる。また、最悪の場合は修復不可能なこともある。

大切なデータは内蔵HDD以外の媒体に定期的にコピーを取っておくことが大切。
バクアップする媒体には以下のようなものがある。それぞれの特徴を考慮して使いやすいものを選んでいただければと思う。

□DVD
・記録媒体としては最も安い。DVDで4.7GBあるいは8.5GB。
 50GBのブルーレイでも保存状態が良ければ10年近く保存可能。

□USBメモリー
・安価で持ち運びに便利。容量は1~256GB程度、長期保存には向かない。

□外付けHDD
・大容量、安価。最近では10TBに達する大容量のものも登場している。

□クラウド
・インターネット経由で外部のサーバーに保存する。
・遠隔地のデータセンターに保存されるため、地震、火災対策になる。
・無料のサービスでは1~4GB前後が主流。大容量が必要な場合は有料サービスを選択する。

安価な方法でも構わないので、定期的にバックアップを取っておく、転ばぬ先の杖ですよ!!